精密工業(株)は、情報産業を支える様々な設備に不可欠である多種多様なロールシャフトを製造し、各分野で貢献しています。
"ロール&ロール"このシンプルな素材の組み合わせから生み出される様々な製品群。精密工業(株)は、あらゆるバリエーションに対応出来る生産管理体制を日々追求しています。
材料から熱処理、機械加工、研削、工業用クロームメッキ、ロール鏡面仕上げまで対応できる、安定した仕上がりと高度な品質精度が精密工業(株)の誇りです。
ここでは多重管構造のジャケットロール製作に重要な『内部構造』・『表面仕上げ』を説明しています。
『ロール製作の流れ』も説明していますので、ジャケットロールの世界を少しでも知っていただければと思います。
溶かされた樹脂によって熱されたロールの表面を、内部に流路を作り水や油を通すことによって、一定の温度を保持することができます。
流路のパターンも機械仕様や流す樹脂の種類によって様々で、螺旋仕様でも2条・3条・4条とあり、長手方向に流路が往来するパス方式などもあります。
高機能フィルム製造には欠かせない超鏡面ロール
高機能フィルムを製作するにあたって、欠かす事の出来ない鏡面ロールですが、表面粗度も様々で近年では超鏡面の製作依頼が多く、市場 でのフィルムに対する高品質を求める声が高くなっております。
精密工業では硬質クロームメッキ後のロール表面を、Ry0.05s以下に仕上げることが可能です。
フィルムの離形性を高める梨地(サテン)仕上げ
梨地(サテン)仕上げとは、ロールの表面にサンドブラストする事で細かな凹凸をつくり、仕上げる表面処理方法の事を言います。
装置内で非常に薄いフィルムがロールを通る際に離形性を上げる為、表面を梨地(サテン)に仕上げる仕様があります。
梨地には前サテン処理と後サテン処理とあり、使用する場所により処理を使い分けます。
印刷機業界で欠かせない、インクの搬送や糊の定量供給などの目的で表面に彫刻を施します。
協力会社との連携により様々な彫刻加工に対応いたします。
多重管構造のジャケットロールは、材料手配から熱処理〜機械加工〜溶接〜研削~〜硬質クロームメッキ〜鏡面仕上げ加工など、 様々な工程を経て製作しております。
ちなみに、弊社では有資格者による溶接及び非破壊検査を実施することで、高品質なロール製作の維持に努めております。
受注から製品完成までの流れをご案内します。