精密工業株式会社 

ISO9001 QMA13267 MS-JAB CM009大阪ものづくり優良企業賞2021知的財産部門賞
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市場の動向を的確にとらえ一歩先行く製品づくり

技術を生かして豊かさを創る精密工業(株)

精密工業(株)は、情報産業を支える様々な設備に不可欠である多種多様なロールシャフトを製造し、各分野で貢献しています。

"ロール&ロール"このシンプルな素材の組み合わせから生み出される様々な製品群。精密工業(株)は、あらゆるバリエーションに対応出来る生産管理体制を日々追求しています。

材料から熱処理、機械加工、研削、工業用クロームメッキ、ロール鏡面仕上げまで対応できる、安定した仕上がりと高度な品質精度が精密工業(株)の誇りです。

精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介

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ロール製作

ここでは多重管構造のジャケットロール製作に重要な『内部構造』・『表面仕上げ』を説明しています。

『ロール製作の流れ』も説明していますので、ジャケットロールの世界を少しでも知っていただければと思います。

精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介ロール製作

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ロールの内部構造

溶かされた樹脂によって熱されたロールの表面を、内部に流路を作り水や油を通すことによって、一定の温度を保持することができます。

流路のパターンも機械仕様や流す樹脂の種類によって様々で、螺旋仕様でも2条・3条・4条とあり、長手方向に流路が往来するパス方式などもあります。

螺旋構造(※写真は2条螺旋)
螺旋構造(※写真は2条螺旋)
精密工業株式会社ロールの内部構造紹介
精密工業株式会社 ロールのパス構造紹介
パス構造
ロールの内部構造

表面仕上げ

1. 超鏡面仕上げ(Ry0.05s以下)

高機能フィルム製造には欠かせない超鏡面ロール

高機能フィルムを製作するにあたって、欠かす事の出来ない鏡面ロールですが、表面粗度も様々で近年では超鏡面の製作依頼が多く、市場 でのフィルムに対する高品質を求める声が高くなっております。

精密工業では硬質クロームメッキ後のロール表面を、Ry0.05s以下に仕上げることが可能です。

精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
Ry0.05s仕上げ
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
Ry0.1s仕上げ

2. 梨地仕上げ

フィルムの離形性を高める梨地(サテン)仕上げ

梨地(サテン)仕上げとは、ロールの表面にサンドブラストする事で細かな凹凸をつくり、仕上げる表面処理方法の事を言います。

装置内で非常に薄いフィルムがロールを通る際に離形性を上げる為、表面を梨地(サテン)に仕上げる仕様があります。

梨地には前サテン処理と後サテン処理とあり、使用する場所により処理を使い分けます。

精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
梨地(サテン)仕上げ ※写真は梨地(前サテン)+硬質クロームメッキ(Ry0.02s)の特別仕様

3. エンボス、彫刻加工

印刷機業界で欠かせない、インクの搬送や糊の定量供給などの目的で表面に彫刻を施します。

協力会社との連携により様々な彫刻加工に対応いたします。

精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介
彫刻仕上げ(#30メッシュ)
精密工業株式会社ロールシャフト技術紹介

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ロール製作の流れ

多重管構造のジャケットロールは、材料手配から熱処理〜機械加工〜溶接〜研削~〜硬質クロームメッキ〜鏡面仕上げ加工など、 様々な工程を経て製作しております。

ちなみに、弊社では有資格者による溶接及び非破壊検査を実施することで、高品質なロール製作の維持に努めております。

受注から製品完成までの流れをご案内します。

受注。お客さまから図面をいただき、そこから必要な材料を発注します。
ロールシャフトができるまで1材料の発注
ロールシャフトができるまで2材料の発注

各機械で部品を加工し、できた部品を溶接します。
ロールシャフトができるまで3溶接
ロールシャフトができるまで4溶接
ロールシャフトができるまで5溶接
ロールシャフトができるまで6溶接
ロールシャフトができるまで7溶接
ロールシャフトができるまで8溶接

ロール溶接組み立ての様子。
ロールシャフトができるまで9溶接
ロールシャフトができるまで10溶接
ロールシャフトができるまで11溶接

旋盤で研磨加工前まで仕上げます。
ロールシャフトができるまで12旋盤で研磨加工前まで仕上げます。
ロールシャフトができるまで13旋盤で研磨加工前まで仕上げます。

円筒研磨〜鏡面研磨で磨いていく。面粗度によっては、メッキ後同じ工程を再度行います。
ロールシャフトができるまで14円筒研磨鏡面研磨
ロールシャフトができるまで15円筒研磨鏡面研磨

最終検査。(全数検査を実施しております。) ※御客様との立会い検査の様子。
ロールシャフトができるまで16最終検査

完成。(写真はφ600 メッキ30μ 1.6s施工済み分)
ロールシャフトができるまで17完成
ロールシャフトができるまで18完成

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